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2009年09月03日

阿修羅展

阿修羅・・・何となく知っていそうで知らなかったこの神の存在について初めて知ることができました・・・ほんのちょっとですが。

今日は、忙中閑ありで、九州国立博物館で開催中の「阿修羅展」を観に行ってきました。

いささかお恥ずかしいのですが、私、九州国立博物館に行くのは今回が初めてであります。
これまで、何度となく行く機会はあったはずですが・・・なぜか初めてでした。

印象は?・・・大変立派・・・でも思ったよりこじんまりしているというか、国立にしては「しゃばい?」感じがしましたね。
それは、建物が原因ではなくて、敷地の狭さ、外回りの雰囲気というか、ランドスケープの問題が非常に大きいように感じました。

で・・・本題の「阿修羅展」についてです。

まずアクセス。平日というのに駐車場まで約1時間。
やれやれと思って入館しようとすると「ただいま40分待ち」の表示。
もし休日だったらと思うとぞっとします。

でも、阿修羅像にであうと、その苦労は確かに吹き飛びますね。
思ったよりゆっくりと拝見することができたので、3面のお顔をゆっくりと拝むことができました。

眉間にしわを寄せ、何か苦悩するような、それで居てとっても優しく慈愛に満ちたお顔です。
3面のお顔はもちろんそれぞれ微妙に違うのですが、それぞれが見る角度によってもまた違って見えます。像の周りを、20分ほどかけて1周したでしょうか。
この像は、1時間見てもきっと飽きない。そんな感激を味わうことができました。

そもそも阿修羅とは?
これまで、なんとなく「おぞましい戦いの神」の印象で記憶していました。
修羅場という言葉の語源でもあるわけですから間違ってはいません。
しかしこれはいささか理解が足りなかったようですね。
阿修羅は、帝釈天と戦い続ける戦闘の末に、お釈迦様によって、その戦いのむなしさに気づかされて、「懺悔」し、それ以降は、仏を守る守護神となったのです。
その懺悔と苦悩や悟りが、この興福寺の「阿修羅像」の本質のようです。

この間の衆議院選は、政治家の皆さん、特に自民党の方々にとっては、まさに「修羅場」だったのでしょうね。であれば、その後の「懺悔」に次の時空に向けた深い意味があるような気がします。

「阿修羅展」は9月27日まで
話題沸騰だけあって、確かに一見の価値はあります。
是非、公共交通を使って行ってみてください。

阿修羅像
阿修羅展


九州国立博物館
阿修羅展 阿修羅展



タグ :阿修羅

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Posted by つぶやきホルン at 22:03│Comments(2)楽しい活動・生活編
この記事へのコメント
私も観て来ました。
9月に入ったら少しは・・・いいかと思いましたが、多かったみたいですね。
せっかくだからよっくり見たかったですが、人の多さで思うようには・・・
でも、初めて九州国立博物館は、初めてだったので、きょろきょろするだけでも、よかったかなぁー(笑)
Posted by レンズまめレンズまめ at 2009年09月03日 22:18
レンズまめ さん コメントありがとうございました。

入場制限で待ち時間は長いけど、その分、館内は意外にゆっくりとしていて、落ち着いて観覧できました。

今度は、あまり人気のない展示会に、天満宮で梅が枝餅を食べがてらゆっくりと行ってみます。(^_^)v
Posted by つぶやきホルンつぶやきホルン at 2009年09月04日 22:36
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