› つぶやきホルン › クラシック音楽の作曲家

2015年05月09日

ヴォーンウィリアムス:ロンドン交響曲

ヴォーンウィリアムス:ロンドン交響曲(交響曲第2番)

ヴォーンウィリアムスはイギリスの作曲家です。
生涯で9つの交響曲を作曲、ロンドン交響曲は、第一次世界大戦勃発の直前の1914年の初演され、その後、何度も改訂され最終版(今回の演奏)は1936年頃完成したようです。

本当に資料が見当たらない作曲家で曲の情報もほとんどありません。
以下は、あくまで私が演奏して感じた曲のイメージです。

第1楽章(Lento - allegro risoluto)
ロンドンの夜明け、ビッグベンの鐘の音(学校の始業と終業でなるチャイムのメロディー)とともにもの憂いような静けさで始まった曲は、すぐににぎやかな街の情景へと変化します。
人や馬車が行き交うロンドンの街、世界中の人々があつまる街では中国的なメロディーやオペラ座の怪人を思い浮かべるメロディーも登場し、喧騒は工業地帯の騒音や躍動感も連想させます。
やがて都会の生活に疲れたようなけだるい静けさに変化しますが、それもつかの間、曲は現実のにぎやかな世界に引き戻され、ロンドンの活力を謳歌するように終わります。

第2楽章(Lento)
夕暮れ時、街燈に灯がともり一日の喧騒は終わりへと近づきます。疲れた頭に浮かぶのは遥か遠くの田舎の風景なのでしょうか。
押しつぶされそうな大都会の圧力の中で人々は闇の中に消えていくようです。

第3楽章(Scherzo (Nocturne) Allegro vivace)
とても賑やかなノクターン(夜想曲)。
この曲で唯一解放感にあふれた楽章と感じられます。
昼間の憂鬱さを振り払うような夜の繁華街のにぎわい、華やかな劇場の風景を描写したのでしょうか。
しかしにぎやかな街も最後は疲れたように夜の闇の中に静まり返っていきます。
私はこの曲が最もイギリスらしくて好きです。

第4楽章(Finale: Andante con moto - maestoso alla marcia (quasi lento) - allegro - maestoso alla marcia - Epilogue: Andante sostenuto)
絶望的なハーモニーで始まる終楽章。
重い足取りの壮大な行進曲風のメロディーが大都会の壮大さと重苦しさを表現したかと思うと、ガチャガチャとした雑踏がよみがえってきます。
そして圧倒的なメロディーが人を寄せ付けない世界の都を描き、この曲はいったいどうなっていくのかと思わせますが、やがてウェストミンスター寺院の鐘とともに我に返ったように静けさを取り戻し、人間の心を取り戻したかの美しく終わります。

私はイギリスの作曲家はホルスト、エルガーくらいしか知りません。
このヴォーンウィリアムスも「グリーンスリーヴスによる幻想曲」(今回、アンコールで演奏予定)くらいしか知りませんでしたが、ロンドン交響曲を聴いて、こんなに面白い曲を書く人がいたのかと驚きました。
初めて聴く方の第一印象は「色々なメロディーが入れ替わり立ち代わり出てくる、奇妙な曲」と感じる方が多いのではないかと思います。
でも、静かなメロディーのイギリスの風景や古城を思わせるような素晴らしさ。
リズミカルな場面の圧倒的な力=これぞミュージカルの原点と思わせます。
ロンドン交響曲は、イギリスらしさが凝縮された素晴らしい曲です。

  


Posted by つぶやきホルン at 17:11Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2012年10月28日

グスタフ・マーラー

グスタフ・マーラー(1860-1911年)

マーラーは、オーストリア帝国(現在のチェコ)のユダヤ人の家庭に生まれましたが、周りにはドイツ人も多くキリスト教教会の少年合唱団員として歌っていたそうで、後にユダヤ教からキリスト教に改宗しています。ユダヤ人でありながら、ウィーンを基盤に指揮者活動をし、交響曲の数々はドイツで初演されるという無国籍性が作品にも影響しているのかもしれませんね。

マーラーは、若い時から指揮者として活躍しており、ウィーン・フィルハーモニーやニューヨーク・フィルハーモニーの指揮者にもなっています。作曲家としても指揮者としても一流だったわけです。

マーラーの楽譜には、他の作曲家にはない特徴として、こと細かに演奏テンポなどの指示が書かれています。また、曲の改定作業を何度も行っていますが、重なった楽器の音を取り除いて音量を落とすなど、えらく神経質な内容です。きっと、自分が指揮者であるだけに、できるだけ細かい指示を指揮者や演奏者に伝えたかったのでしょう。

マーラーの交響曲は、第1番「巨人」から第10番までの10曲と交響曲「大地の歌」などがありますが、長大で独唱や合唱を伴う曲が多いのも特徴です。(2、3,4、8、「大地の歌」)また、歌曲集をたくさん作曲しています。「少年の不思議な角笛」「さすらう若人の歌」「嘆きの歌」「亡き子をしのぶ歌」などですが、これらの曲は交響曲にも取り入れられています。

マーラーの音楽には、独特の匂いがあります。ヨーロッパ音楽でありながら、どこか東洋的な匂いを感じることがあります。私は、マーラーの音楽というと、すぐに「異邦人」という言葉を連想します。「異邦人」とは「ボヘミアン」つまり「社会の規範にとらわれず、 自由で放浪的な生活をする芸術家など」のことですね。

以上は、単なる私の印象についてなのですが、一般的に語られるマーラーの魅力は、その音楽の壮大さ、喜怒哀楽の変化の激しさ、そして交響曲第5番4楽章の「アダージョ」に代表される美しいメロディーなどではないでしょうか。

マーラーは、音楽によって、自然、動物、人間の感情などすべての世界を表現しようとしました。 
見事なオーケストレーションや楽器の性質を知りつくした使い方など、演奏する立場からも本当にすごいと思いますし、聴く側に立つと、60~80分という長い交響曲にもかかわらず、曲に圧倒されながらあっという間に終わってしまうような満足感が得られるように思います。
  


Posted by つぶやきホルン at 18:17Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2011年11月18日

フランツ・リスト

フランツ・リスト(1811年- 1886年)

今年、2011年は、フランツ・リストの生誕200年。
リストというと、やはりピアノ曲ですね。

リストは、ショパンとともに、フランスの貴婦人方の人気を二分した超売れっ子でした。
でも、中身のない今のアイドルとは違って、リストは超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニストで「ピアノの魔術師」と呼ばれました。

また、リストはとっても手が大きかったようで、10度の音程(1オクターブプラス2音・・つまり例えばドから上のドの上のミまで)を軽々と弾くことができました。

リストのピアノ曲は、このように超絶技巧と人並みはずれた大きな手の人が作曲した曲ですから、これを弾くのは大変です。

因みにピアニストである私の息子もとっても手が大きくて、10度は軽くとどくので、リストやラフマニノフなどの10度の和音が出てくると本領を発揮します。ただいささか足りないのは超絶技巧なのですが??

超絶技巧練習曲(マゼッパ、鬼火)、パガニーニによる大練習曲(ラ・カンパネッラ)、メフィスト・ワルツ、ハンガリー狂詩曲など、有名ですね。

リストやショパンのような人がこの時代に活躍したのは、ピアノという楽器が飛躍的に進化して、ほぼ現代のピアノに近い形が出来上がったという背景も関係しています。

リストは、ピアノ曲以外にも2つの交響曲や管弦楽曲、宗教曲など色々な音楽を作曲していますが、中でも、標題音楽に「交響詩」というジャンルを確立したのはリストです。彼は13曲の交響詩を作曲していますが、交響詩「前奏曲」(レ・プレリュード)以外に演奏されることはあまりないようです。

ピアノ協奏曲も2曲作曲しているのですが、これもあまりなじみのない曲で、少なくともアマチュアオーケストラでリストの曲を演奏する機会はあまりありません。

というわけで、福岡市民オーケストラでも、リストの曲を演奏するのは、1993年11月の特別演奏会で交響詩「前奏曲」を演奏して以来、今回の演奏会でのレ・プレリュードが2度目の登場です。
  


Posted by つぶやきホルン at 22:14Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2011年11月17日

モーリス・ラヴェル

モーリス・ラヴェル(1875年―1937年)

ラヴェルはドビュッシーと共に印象派を代表する作曲家です。

印象派と言えば、19世紀末に起こった、モネ、ルノワール、セザンヌなどに代表される印象派絵画があります。光の輝きや変化を強調して表現する技法によって、絵全体が明るく色彩に富んでいるとことに特徴があります。

印象派の音楽は、必ずしも絵画の印象派の流れを汲むというものではないようですが、20世紀初頭のフランスに興ったクラシック音楽の流派の一つで、その音楽性は絵画の印象派と同様に、輝きや美しさを前面に押し出すような作品が非常に多いようです。

ラヴェルは、「オーケストレーションの天才」「管弦楽の魔術師」と言われるほど卓越した管弦楽法の持ち主で、代表作のバレエ音楽『ボレロ』『マ・メール・ロワ』『ダフニスとクロエ』やムソルグスキーの『展覧会の絵』のオーケストレーションに遺憾なくその才能が発揮されています。ラヴェルの管弦楽曲は、ほとんどが最初はピアノ曲として書かれた作品を編曲したものです。

福岡市民オーケストラではこれまでに、『ダフニスとクロエ第2組曲』と『組曲“マ・メール・ロワ”』を演奏しており、今回の65回定期演奏会では、『古風なメヌエット』を演奏します。

因みに、ホルン吹きとしては、何といっても『亡き王女のためのパヴァーヌ』ですね。
ホルンが奏でるこの主題の甘い旋律の右に出るメロディーはありません。
私は、『クープランの墓』の木管五重奏版にも挑戦中ですが、こちらもなかなか面白い曲ですよ。

  


Posted by つぶやきホルン at 22:44Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2011年02月01日

フランツ・ダンツィ

久々の作曲家シリーズです。

フランツ・イグナツ・ダンツィ(1763年~1826年)は、モーツァルト(1756年~1791年)やベートーヴェン(1770年~1827年)と同じ時代に活躍したドイツのチェリスト・指揮者・作曲家です。

この人の名前は、おそらく木管五重奏の作曲家としては知られていますが、それ以外の作品については、歌劇や教会音楽、8つの交響曲を含む管弦楽曲、多種多様な室内楽曲を作曲しているのですが、ほとんど知られていないと思います。

私も、木管五重奏をはじめとした室内楽のCDを数枚持っているだけで、その他のジャンルの曲は聴いたことがありません。

ここ数年、私は毎年この作曲家の木管五重奏曲を1曲ずつ演奏しています。
今年は、2月6日の福岡市民オーケストラ団内発表会でOp67.No3.Es-Durを演奏します。
昨年は、Op56.No2.一昨年は最も有名なOp56.No1.でした。

どの曲も、とても軽快なテンポやとても美しいハーモニー、楽しいメロディーなどが豊富にちりばめられており、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンそれぞれの特性をみごとに使い分ける巧みさが、演奏する私たちにとってはたまらない楽しさを味わわせてくれます。聴くよりは演奏する方がうんと楽しい曲だろうとは思いますが、聴く人にとってもとても幸せな気持ちにしてくれる音楽ですので、是非CDを探して聴いてみてください。けっこうはまるかも知れませんよ。
  
タグ :作曲家音楽


Posted by つぶやきホルン at 22:44Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2010年06月19日

プーランク

作曲家シリーズ8人目は、急にマニアックになって「プーランク」です。

フランシス・ジャン・マルセル・プーランク

プーランクといってもご存じの方は少ないのでは。

かく言う私も実は、「1900年代のフランスの作曲家」というくらいしか知りませんでした。face07

それが、こんど福岡市民オーケストラの定期演奏会でプーランク作曲のバレエ組曲「牝鹿」を演奏することになり、少しくらいこの人のことを勉強しておかなくては、というわけでちょっと調べてみました。

バレエ『牝鹿』はロシア・バレエ団を主宰するあの有名なディアギレフの委嘱によって作曲され、1924年に初演されました。
脚本はジャン・コクトー、舞台デザインと衣装はマリー・ローランサン、振付と主演はニジンスカ(伝説のダンサー:ヴァーツラフ・ニジンスキーの妹)というわけで、これはすごいですね。ニジンスカは別としてもジャン・コクトーやマリー・ローランサンという名前を聞いたことのある人は多いはず。すごい豪華メンバーによる初演だったようです。

プーランクは、20世紀前半にフランスで活躍したオネゲル、ミヨーらとともにフランス6人組と呼ばれています。

ロマン派や印象派とも違う、かといってまだ前衛には到達していない、20世紀フランス音楽の萌芽ともいえる時期なのでしょうか。

『Les Biches牝鹿』は、牝鹿ちゃ~~ん(かわいこちゃん)といったイメージですね。
曲は、①ロンド、②アダージェット、③ラグ・マズルカ、④アンダンティーノ、⑤フィナーレの5曲からなっています。
若い美女達が踊るサロンの舞踏会。色々な踊りが披露され、そしてそこには恋の駆け引きも・・・これぞフランスのサロン音楽といったとってもおしゃれで躍動感のある楽しい音楽です。face05

でもこのプーランクって人は、カトリック教義に根ざした宗教音楽をはじめ、シーリアスな作品も数多く発表しているそうです。
狐狸庵先生・・・遠藤周作さんみたいですよね。face01

  
タグ :音楽作曲家


Posted by つぶやきホルン at 14:16Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2010年04月08日

アントン・ブルックナー

作曲家シリーズ7人目は「アントン・ブルックナー」

ヨーゼフ・アントン・ブルックナーは、後期ロマン派に分類される1824年オーストリア生まれの作曲家、名オルガン奏者でウィーン国立大学の教授でした。

この人の作品が無類に好きというブルックナー信奉者が多い反面、嫌いな人も多いのが特長です。
私もあまり好きではありません。なぜかって?・・・・長すぎて疲れるからです。
でも、「聴けば聴くほど好きになる」というのは私にも理解できるような気がします。

ブルックナーといえば、壮大な交響曲。
交響曲第1番から第9番までのほか、第0番と交響曲ヘ短調という名無しのゴンベイがあって、全部で11曲もの交響曲を書いています。
作品としてはオルガン奏者であったこともあり、合唱曲(宗教曲や世俗曲)が圧倒的に多いようですが、ブルックナーといえば、マーラーと並ぶ長大な交響曲を思い浮かべますね。

特に交響曲においては、「ブルックナーなんとか」と言われる特長をたくさん持っているのでも有名です。
ブルックナー開始~静かにさざ波のような神秘的な弦楽器のトレモロ(小刻みにザザザザザ・・・・・と弾く奏法)が演奏される中、旋律が現れる。
ブルックナー休止~オーケストラ全体が鳴り響く頂点でいきなりボン!と鳴りやんで、全く違う雰囲気の音楽が始まる。教会のオルガンがグワ~~~っと響いてパッと鳴りやむ感じですね。
その他、ブルックナー・ユニゾン、ブルックナー・リズム、ブルックナー・ゼクヴェンッツなどがあります。
また、和声にもかなり特長を持っており、特に金管楽器の響きにおいてその威力を発揮しているのです。

ブルックナーの交響曲の魅力を言うならば(と一言で全11曲をかたづけてしまってはブルックナー信奉者にひんしゅくをかいそうですが)「神秘的」「荘厳」・・神を讃え、自然を讃え、人間くささのない一種独特の雰囲気にあるような気がします。

福岡市民オーケストラでは、1997年12月の第39回定期演奏会で交響曲第4番「ロマンチック」を、また2004年12月の第51回定期演奏会で交響曲第5番を、2009年6月の第60回定期演奏会で交響曲第7番を演奏しています。

「わいわいのブルックナーの部屋」http://hccweb6.bai.ne.jp/waiwai/bruckner.htm
このページは聖フローリアン修道院西宮別院(ブルックナーゆかりの修道院の別院だそうです)の公式ホームページで、ブルックナーのことがとてもわかりやすく、やさしく書かれていますので、お勉強なさりたい方はこちらへどうぞ。
  


Posted by つぶやきホルン at 22:56Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2010年03月25日

ハイドン

久々の作曲家シリーズ第7弾は「ハイドン」にしました。

ハイドンという名前は知っている人が多いですよね。

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732年~1809年)は古典派を代表するオーストリアの作曲家です。

100曲を超える交響曲や60曲を超える弦楽四重奏曲など、なんと生涯で1000曲もの曲を作ったのですから驚きです。交響曲の父と呼ばれており、オリンピックで良く聴く「ドイツ国歌」もこの人の作品なのです。

福岡市民オーケストラでこれまでに演奏した曲は次のとおりです。

1979年 6月 第6回定期演奏会 交響曲第 104番「ロンドン」
1981年 6月 特別演奏会 ピアノ協奏曲
1983年 7月 第13回定期演奏会 交響曲第101番「時計」
1992年11月 第31回定期演奏会 交響曲第 101番「時計」
2009年 6月 第60回定期演奏会 交響曲第 101番「時計」

なんで「時計」ばっかりなんだろう。
時計屋さんがスポンサーだったりして(^_^?)

交響曲の93番から104番は、ハイドンがロンドンに招待されたときに作曲されたもので、まとめて「ロンドン・セット」と呼ばれています。
これらの中には、交響曲第96番は「奇跡(客席にシャンデリアが落下したがみんな無事に由来)」、交響曲第94番は「驚愕orびっくり(ハイドンが居眠りしている客をとティンパニの最強音でびっくりさせたことに由来)」、第100番「軍隊(軍隊ラッパの音に由来)」、第101番「時計(時計のようにきざむ伴奏リズムに由来)」、第103番「太鼓連打(曲の最初がティンパニのロール打)」、第104番「ロンドン(ロンドンで作曲された最後の交響曲)」など印象的な名前がついています。

ハイドンの交響曲はアマチュアオーケストラがやってもちっとも様になりません。
なぜかって?
①ハーモニーが単純でちょっとでも合わないとみっともない。
②動きが早いのでなかなか揃わない。
③何より、軽やかに弾かなくてはハイドンらしさが出ないが難しい。
だから、よほど腕に自身がない限り近づかないほうがよろしいかも??

ホルン吹きとしては、ホルン協奏曲第1番ニ長調 、ホルン協奏曲第2番ニ長調 なども魅力ですね。
あと、交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」(あるいは「狩場にて」)という曲もあります。
ハイF♯(めったに出ることのないハイトーンです)まで出てくる超難度の曲です。

ちなみにあの有名な「おもちゃのシンフォニー」も以前はハイドン作曲の曲と思われてきました。
現に、私の手元にある1952年日本楽譜出版のスコアはハイドン作曲です。
でもこの曲は今では、モーツァルトのパパ、レオポルド・モーツァルトの作品であることが分かっています。

  


Posted by つぶやきホルン at 23:17Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2010年02月10日

ドヴォルザーク

作曲家シリーズ第6弾はドヴォルザークです。

アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク(1841年~1904年)チェコの作曲家。

ドヴォルザークというと交響曲第9番「新世界より」

クラシックの演奏会で一番お客さんがたくさん入る曲
4楽章の冒頭の「バーーッバン!・・・バーーッバン・・・!バーーバン・バーーバン・バーバン・バーバン・バーバン・バーバン・・・・・」のリズムはあの映画「ジョーズ」のメロディーそっくり??
第2楽章で演奏される“イングリッシュホルン”の名旋律「家路」は
この曲を聴いてクラシックファンになったというお年寄りも多いはず。
日本人に最も愛されているクラシック音楽がこの曲ではないでしょうか。

交響詩わが祖国の作曲家スメタナとともにボヘミア楽派と呼ばれ、アメリカに渡り音楽院院長として音楽教育に貢献する傍ら、新大陸アメリカのネイティブスピリットをベースとした名作を数多く産み出しました。

福岡市民オーケストラが演奏会のプログラムで取り上げたのは次の3曲のみ。

交響曲第8番「イギリス」 3回
交響曲第9番「新世界より」4回
チェロ協奏曲       2回

回数は多いんですが曲はたったの3曲とは。

その他にアンコールで「スラブ舞曲」を数曲演奏していますが、人気の割りには演奏される曲の種類は意外に少ないのかも知れません。

その他、有名な曲と言えば
『アメリカ』の愛称で知られる弦楽四重奏曲第12番
ピアノ曲ですがヴァイオリンの方が良く演奏される『ユモレスク』
などでしょうか。

アマチュアオケにとっては
とりあえずドヴォルザークの「新世界より」と
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の2曲をやって
はじめてシンフォニーオーケストラの仲間入りと言ったところでしょうか。



  


Posted by つぶやきホルン at 22:36Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2010年01月22日

ブラームス

作曲家シリーズ第4弾はブラームスです。

ヨハネス・ブラームス(1833- 1897)
ロマン派の作曲家ですが「新古典派」という呼称で呼ばれることもあります。

19年の歳月をかけて作られた“交響曲第1番”は、ベートーヴェンの10番目の交響曲の様だとも言われるほどです。

ブラームスと言えば誰でも?知っているのが『ブラームスの子守歌』
作品49「5つの歌曲」の第4番目の歌曲です。
「ねむれ~~ よい子~~ 母~のむね~に・・・」(だったかな?)
あまりにも有名な曲ですね
色々な歌詞があるようですので次のホームページをご覧下さい。

http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/buraamusuno.html

次にポピュラーな曲が『ハンガリー舞曲』でしょうか。
曲は21曲ありますが
特に有名でよく演奏されるのは
第5番、第1番、第3番、第6番といったところです。

でも私のようなオーケストラプレイヤーにとってのブラームスは
何と言っても4曲の交響曲です。

交響曲第1番 ハ短調 op.68
交響曲第2番 ニ長調 op.73
交響曲第3番 ヘ長調 op.90
交響曲第4番 ホ短調 op.98

最も華やかで力強い第1番
派手さはないがとても深遠な第2番
とてもロマンチックな第3番
重厚な響きが魅力の第4番

ブラームスの魅力は
その音楽に神を感じること
それも、宗教的な神ではなく
崇高な、自然の賛美というのでしょうか
深い森の奥から聞こえてくるような
何度演奏してもまたやってみたくなる曲ばかりです。
特に、交響曲第3番第3楽章のホルンの旋律は
チャイコフスキーの交響曲第5番や魔弾の射手序曲と並ぶ
ホルンの名旋律ですね。
ロマンチックさではこの曲がNO.1

その他、良く演奏される曲は
●ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 op.56a
●大学祝典序曲 ハ短調 op.80
●ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77

それに、ホルン吹きにとっては何と言っても
ホルン三重奏曲 変ホ長調 op.40
ヴァイオリンとホルンとピアノの三重奏曲です。
 アンダンテ4分の2拍子
 スケルツォ4分の3拍子→8分の6拍子
 フィナーレ8分の6拍子
 3連符を基調としたとってもブラームスらしい曲です。

福岡市民オーケストラでこれまでに演奏した曲は次のとおりです。
 交響曲第1番 2回
 交響曲第2番 3回
 交響曲第3番 1回(今度の定期演奏会で2回目)
 交響曲第4番 2回
 大学祝典序曲 2回
 ハイドンの主題による変奏曲 1回
 ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 1回
 ハンガリー舞曲第1番 1回 (アンコールでは3,5,6番なども多数回)


  


Posted by つぶやきホルン at 22:59Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2009年11月13日

チャイコフスキー

作曲家シリーズ第3弾はチャイコフスキーです。

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840年- 1893年)ロシアの作曲家

チャイコフスキーと言えばやっぱバレエ音楽「白鳥の湖」でしょうね。
チャイコフスキーの3大バレエ音楽のNO.1
魔法使いロットバルトによって白鳥の姿に変えられた王女オデットと王子ジークフリートとの恋の物語ですが、オーボエが奏でる「情景」の旋律(ちゃ~~~ららら ちゃ~~ら ちゃ~~ら ちゃ~~ら らららら ら~~~)はあまりにも有名です。

その他に有名な曲は、
3大バレエ音楽の残り2曲「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」
交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」
ピアノ協奏曲第1番、ヴァイオリン協奏曲
序曲1812年、スラヴ行進曲 などでしょうか。

「くるみ割り人形」は、欧米では年末になると頻繁に上演されるそうで、日本の「第九」のような存在のようです。

交響曲第5番第2楽章のホルンソロのメロディーは、オーケストラ曲のホルンの旋律としては3本指に数えられます。・・・・私、毎日のように吹いてます。

このチャイコフスキーという方、当時としては相当前衛的?だったのでしょうね。
ピアノ協奏曲第1番では、当代一のピアニストのニコライ・ルビンシテインに演奏不能と言われ、ヴァイオリン協奏曲もこれまた名ヴァイオリニストのレオポルト・アウアーに演奏不能と言われ、最高傑作の交響曲第6番「悲愴」ですら、初演での評判はあまり芳しくなかったようです。現代では、2つの協奏曲とも中学生くらいで弾いちゃう子がいますけどね。

だからでしょうか、チャイコフスキーは生涯で何度も自殺を試みています。
チャイコフスキーは、最後の交響曲にして、最大の傑作となった「悲愴」の初演からわずか9日後の1893年11月6日に亡くなっていますが、死因は皮肉にも自殺ではなくコレラです。

チャイコフスキーの作品の特徴は、なんといっても「これでもか、これでもか」と響く強大・長大なメロディー、そして冷たい氷をも溶かしてしまうような甘美なメロディーでしょうか。

学生時代に京都会館第一ホールで聴いた、ムラビンスキー指揮、レンイングラードフィルの演奏は忘れられません。

福岡市民オーケストラ第61回定期演奏会では、
チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」ほかを演奏します。
是非お越しい下さい。

日 時:11月22日(日) 14:00開演(13:30開場)
場 所:アクロス福岡シンフォニーホール
曲 目:ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲
    ドビュッシー:小組曲 (ビュッセル編曲)
    チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
指 揮:藏野雅彦
入場料:一般 1500円 高校生以下 500円
  


Posted by つぶやきホルン at 22:52Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2009年09月04日

ベートーヴェン

作曲家シリーズ第1弾はベートーヴェンです。

あなたが知っているクラシック音楽のもっとも有名な作曲家を一人あげなさい。
と言えば、ほとんどの人が「モーツァルト」か「ベートーヴェン」と答えるでしょう。

それくらい有名な、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven)は、1770年12月にドイツのボンで誕生しました。(1770年-1827年)

楽聖と呼ばれ、クラシック音楽史上最も偉大な作曲家の一人とされており、その作品は古典派音楽の集大成と言われます。

と言うのが、ほんの基礎知識。
でも、これ以上ベートーヴェンのうんちくをいろいろ書いてもしかたがない(本当はあまり知らない)ので、ここは色々な人が書いているホームページにお任せしましょう。

ところで・・・アマチュアオーケストラのプレイヤーにとって、ベートーヴェンの魅力は、何といっても9曲の交響曲。交響曲第9番「歓喜」を始め、交響曲第3番「英雄」、交響曲第6番「田園」など、クラシックを初めて聴く人たちが必ず最初に巡り会う曲がきら星のごとく並んでいます。

その中でも、交響曲第5番「運命」は、アマチュアオーケストラで最も多く演奏される曲のキングofキング。「運命」やったことなくては、オーケストラプレイヤーとは言えません。
それくらいどこのオーケストラでも10年に1回くらいは必ず取り組む曲目です。

では、なんで「運命」がそんなによく演奏されるのか。
私のかってな考えですが、それにははっきりしたいくつかの理由があると思います。

理由その1~「運命」をやればお客が入る

 チケットが一番売れるプログラムと言えば、ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」、ベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜」と、シューベルトの交響曲第8番?「未完成」、それに「運命」といったところなのです。

理由その2~「運命」は演奏しやすい・・・と勘違いする

 多くのアマチュアオーケストラが演奏することも原因でしょうし、とりあえず演奏すれば何とか様になるというのも原因でしょう。本当はとっても難しい曲なのですが、なぜか簡単に挑戦してしまう曲なのです。

理由その3~トロンボーンの出番がある

 新しいオーケストラというのは、メンバーが不足しています。だいたい、ヴァイオリンは足りてるけど、ヴィオラやチェロ、コントラバスはたりない。ファゴットはいない。でもトロンボーンは3人もいる。なんてアンバランスな状態が普通です。そこで、トロンボーンの出番があって、有名な曲で、なんとかなりそうな曲を、と言うあたりから、初めて取り組む本格的交響曲として「運命」となるわけですね。

それが、この曲の「運命」なのでした・・・ダ・ダ・ダ・ダ~~~ン!!icon95

ところで、これまで福岡市民オーケストラが演奏したベートーヴェンの曲は次のとおりです。

交響曲第1番
交響曲第3番「英雄」・・・2回
交響曲第4番
交響曲第5番「運命」・・・4回
交響曲第6番「田園」・・・2回
交響曲第7番・・・2回
交響曲第8番・・・2回
交響曲第9番「歓喜」
(交響曲第2番だけは演奏したことがありません)

エグモント序曲・・・2回
フィデリオ序曲・・・2回
献呈式序曲
レオノーレ序曲

ピアノ協奏曲第3番
ピアノ協奏曲第4番
ピアノ協奏曲第5番
ヴァイオリン協奏曲
ロマンス ト長調、ヘ長調

以上ですが、40年近い歴史を誇るオーケストラとしては、少ない方でしょう。
我がオケは、どうもベートーヴェン嫌い??
マーラーやブルックナーも良いのですが、
成熟したベートーヴェンの交響曲を一晩で2曲ほど演奏してみたいですね。(「運命」と「田園」は同時に初演された)

私が今一番演奏したい曲は
交響曲第2番と交響曲第8番
両方とも、ホルンの見事なデュエットが売り物の曲です。
交響曲第2番はかなり難しい旋律ですが、
是非とも演奏してみた~~~~い!! 曲ですね。
  


Posted by つぶやきホルン at 22:28Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2009年08月04日

56人の作曲家

つぶやきホルンでは、これからたまに、クラシック音楽の「作曲家」を紹介しようと思います。

というわけで、誰から紹介しようかな~~~と考えたのですが
とりあえずは、わが福岡市民オーケストラがこれまでに開催した60回の定期演奏会や11回の特別演奏会に登場した作曲家たちに焦点を当ててみようと思います。

初回は、登場した作曲家名一覧です。

アルチュニアン、バルトーク、ベートーヴェン、ベルリオーズ、ビゼー、ボロディン、ボッテシーニ、ブラームス、ブルッフ、ブルックナー、ショパン、ドボルザーク、ドビュッシー、フランク、フォーレ、ガーシュイン、グラズノフ、グリーグ、グリンカ、ヘンデル、ハイドン、フンパーディンク、イワノフ、コルサコフ、ラロ、リスト、マーラー、メンデルスゾーン、モーツァルト、ムソルグスキー、ニコライ、プッチーニ、プロコフィエフ、ラフマニノフ、ラベル、ロッシーニ、サンサーンス、シューベルト、シューマン、Jシュトラウス、Rシュトラウス、シベリウス、スメタナ、ストラビンスキー、スッペ、ショスタコービッチ、チャイコフスキー、ヴェルディ、ウェーバー、ワーグナー、ウィリアムス、森本恭正、森脇憲三、彭 修文、華 彦釣、何占豪・陳鋼
以上、56人(何占豪・陳鋼は一人でカウント)です。

聞いたこともないような作曲家も結構いるでしょ?
たくさんいるな~~と思われる人も多いと思います。

でも、71回の演奏会で56人しかいないと言うのが私の感想です。face08

ましてや、
バッハやヘンデルから始まって、森本恭正(私と同じ歳)まで約300年
300年もの長い間にどれほどの作曲家が曲を作ったでしょうか。

その中からたったの56人
栄えある???市民オケで演奏された作曲家なのです。face02
  


Posted by つぶやきホルン at 22:25Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2009年06月03日

アントン・ブルックナー:交響曲第7番

福岡市民オーケストラ第60回記念定期演奏会の曲目解説

今日はメインプログラム「アントン・ブルックナーの交響曲第7番」について解説します。

福岡市民オーケストラがブルックナーの作品を取り上げるのは、1997年12月の第39回定期演奏会で交響曲第4番「ロマンチック」2004年12月の第51回定期演奏会で交響曲第5番演奏して以来3回目。ブルックナーの作品はアマチュアオーケストラでは演奏する機会が少ない大曲です。

ブルックナーは、番号が付いている1番から9番を含めて11曲もの交響曲を書いていますが、交響曲第7番は「初めて大成功を収めた作品」として特別な位置を占めています。
確かに、演奏してみると、これまで演奏した4番や5番より親しみやすい旋律、ブルックナーにしてはなんとなく取っつき安さを感じますね

第1楽章は、神秘的なトレモロを伴奏にチェロとホルンの森の奥から聞こえてくるような旋律で始まります。木管楽器による軽やかなメロディーや、チェロとホルンによる深遠なメロディーなど複雑な展開を経て、最後はホルンによる冒頭のメロディーから金管楽器の激しい強奏で幕を閉じます。

第2楽章は、これ以上ないというくらいのゆっくりとしたアダージョ、非常に深い嘆きを表しています。4分の3拍子で現れるヴァイオリンのメロディーは対照的に安らぎを感じさせますが、再び現れるワーグナーチューバによる嘆きのメロディー、そして最後はホルンによる類を見ないような静寂で終わりを迎えます。

第3楽章は、うって変わったトランペットによる力強いテーマが現れます。このテーマがすべての楽器に展開し、まるで宇宙空間を描くような壮大なうねりを生み出します。

第4楽章は、飛び跳ねるような複付点のリズムが軽快に、また重厚に息つく暇もなく展開します。この演奏不可能なリズムを如何にこだわってなんとか実現しようとする時初めてこの曲の生命が宿ってくるような気がします。最後はホルンの軽快なリズムから入って全楽器の壮大なクライマックスへと突入していきます。

何といってもこの曲の聴きどころは、4本のワーグナーチューバという楽器です。
これまで「つぶやきホルン」で紹介してきたオーケストラの楽器にも含まれていません。
だって、私も実物を触るのは今回が初めてface08なのですから。
近い内に写真を撮って解説させていただきましょう。

めったに聴くことのできない大曲「ブルックナーの交響曲第7番」を聴きに、そして「ワーグナーチューバ」を見に来てください。(この4本の楽器は当日は4人のプロの奏者が演奏しますので、聴き応えもありますよ)

日 時:6月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
場 所:アクロス福岡シンフォニーホール
曲 目:A.ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)
    J.ハイドン:交響曲第101番「時計」
指 揮:森口真司
入場料:一般 1500円 高校生以下 500円
(当日は会場に無料託児所をご用意しております。利用ご希望の方は6月15日までにオーケストラ事務局までお申し込み下さい。メール:mail@fco.sakura.ne.jp TEL:080-6423-3366)



福岡市民オーケストラhttp://fco.sakura.ne.jp/
  


Posted by つぶやきホルン at 22:37Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2009年05月29日

ハイドン:交響曲第101番「時計」

福岡市民オーケストラの第60回記念定期演奏会が近づいてきたので、曲目について説明します。

今日はまず、交響曲第101番ニ長調Hob.I-101「時計」について。

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン作曲の交響曲第101番ニ長調は、1793年から1794年にかけて作曲された交響曲です。

ハイドンの後期にあたるこの時代の作品は、現代の演奏会でもよく演奏される名曲が多いのですが、これらは、ヨハン・ペーター・ザロモンの招きによってロンドンを訪問するために作曲した12の交響曲で、総称して「ロンドン交響曲」「ロンドン・セット」と呼ばれています。

交響曲第101番は、第2楽章のファゴットの奏でるユーモラスな「ポッパッ ポッパッ ポッパッ ポッパッ」というメロディが、時計の振り子のようであることから「時計」という愛称で呼ばれているのです。

福岡市民オーケストラがこの曲を演奏するのは、「1983年7月第13回定期演奏会」「1992年11月第31回定期演奏会」に続いてあんと3回目です。私はハイドンの中でも難しい曲だと思うのですが、なんで「時計」ばっかりなんでしょう。時計屋さんからスポンサー料をいただいているわけでもないんですがね(^_^?)

とにかくアマチュアオーケストラにとって、ハイドンほど難しいというか、様になりにくい曲はないかもしれません。

この曲も、1楽章の「アダージョ・プレスト」はアダージョからプレストに変わるときに呼吸とリズムを揃えるのは「至難のワザ」です。2楽章の「アンダンテ」ポッパッ ポッパッのリズムを、本当の時計のようにさりげなく正確に演奏するのもほぼ無理? 3楽章の「メヌエット」だけがなんとか安らかに聴けるかな? 4楽章の「プレスト」はみんなとにかく弾くだけで精一杯で、とても軽やかな音楽にはほど遠い。実はそれほど難しいのです。

そこのところを、十分ご理解の上で、大目に見ていただきながら楽しんでいただければと思います

日 時:6月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
場 所:アクロス福岡シンフォニーホール
曲 目:A.ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)
    J.ハイドン:交響曲第101番「時計」
指 揮:森口真司
入場料:一般 1500円 高校生以下 500円



  


Posted by つぶやきホルン at 22:30Comments(0)クラシック音楽の作曲家

2008年12月04日

マーラーの交響曲第4番

昨日は、アクロス福岡シンフォニーホールで「ゲルギエフ推薦による若い音楽家と九州交響楽団の饗宴」という演奏会を聴いてきました。

指揮はレオ・フセイン、ザルツブルグ音楽祭などでも活躍する期待の若手指揮者です。

プログラムの1曲目はプロコフィエフ:組曲「冬のかがり火」、初めて聴く曲です。
プロコフィエフと言えば有名な「ピーターと狼」を思い出しますが、この曲も同様に子ども向けに書かれたナレーション入りのとても親しみやすい曲です。
特に第5曲の「ピオネールの集会」では、春日市少年少女合唱団がとても素敵でした。

次はまだ22歳のソプラノ歌手、エレオノーラ・ヴィンダウが、モーツァルトの歌劇「魔笛」「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」から1曲づつを披露しました。
まだまだ若く未完成ですが、音程がとってもしっかりしているのと、音色がとても澄んで伸びやかで自然な声の持ち主で、きっと近い将来ブレイクしそうな予感がありました。
だって、魅力は声だけでなく、その美貌とスタイルもなのですよ。

最後は、マーラーの交響曲第4番
木管と鈴の音で「チ~ロリ~ロリン、チョン、チ~ロリ~ロリン、チョン」と始まる有名な曲です。
最近、九響の演奏は管楽器の首席奏者の粒が揃ったこともあって本当にレベルが上がったと思うのですが、昨日のマーラーもなかなかの好演でした。欲を言えば弦楽器群の厚み不足や、全体の迫力不足など、まだまだのところもあるのですが、身近にこれだけのオーケストラがあることは素晴らしいと思います。
特に、クラリネットのタラス・デムチシンさんホルンの岡本秀樹さんの演奏は本当にブラボーでした。

九響のみなさん、お疲れさまでした~~。


  


Posted by つぶやきホルン at 22:44Comments(0)クラシック音楽の作曲家