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2009年06月03日

アントン・ブルックナー:交響曲第7番

福岡市民オーケストラ第60回記念定期演奏会の曲目解説

今日はメインプログラム「アントン・ブルックナーの交響曲第7番」について解説します。

福岡市民オーケストラがブルックナーの作品を取り上げるのは、1997年12月の第39回定期演奏会で交響曲第4番「ロマンチック」2004年12月の第51回定期演奏会で交響曲第5番演奏して以来3回目。ブルックナーの作品はアマチュアオーケストラでは演奏する機会が少ない大曲です。

ブルックナーは、番号が付いている1番から9番を含めて11曲もの交響曲を書いていますが、交響曲第7番は「初めて大成功を収めた作品」として特別な位置を占めています。
確かに、演奏してみると、これまで演奏した4番や5番より親しみやすい旋律、ブルックナーにしてはなんとなく取っつき安さを感じますね

第1楽章は、神秘的なトレモロを伴奏にチェロとホルンの森の奥から聞こえてくるような旋律で始まります。木管楽器による軽やかなメロディーや、チェロとホルンによる深遠なメロディーなど複雑な展開を経て、最後はホルンによる冒頭のメロディーから金管楽器の激しい強奏で幕を閉じます。

第2楽章は、これ以上ないというくらいのゆっくりとしたアダージョ、非常に深い嘆きを表しています。4分の3拍子で現れるヴァイオリンのメロディーは対照的に安らぎを感じさせますが、再び現れるワーグナーチューバによる嘆きのメロディー、そして最後はホルンによる類を見ないような静寂で終わりを迎えます。

第3楽章は、うって変わったトランペットによる力強いテーマが現れます。このテーマがすべての楽器に展開し、まるで宇宙空間を描くような壮大なうねりを生み出します。

第4楽章は、飛び跳ねるような複付点のリズムが軽快に、また重厚に息つく暇もなく展開します。この演奏不可能なリズムを如何にこだわってなんとか実現しようとする時初めてこの曲の生命が宿ってくるような気がします。最後はホルンの軽快なリズムから入って全楽器の壮大なクライマックスへと突入していきます。

何といってもこの曲の聴きどころは、4本のワーグナーチューバという楽器です。
これまで「つぶやきホルン」で紹介してきたオーケストラの楽器にも含まれていません。
だって、私も実物を触るのは今回が初めてface08なのですから。
近い内に写真を撮って解説させていただきましょう。

めったに聴くことのできない大曲「ブルックナーの交響曲第7番」を聴きに、そして「ワーグナーチューバ」を見に来てください。(この4本の楽器は当日は4人のプロの奏者が演奏しますので、聴き応えもありますよ)

日 時:6月21日(日) 14:00開演(13:30開場)
場 所:アクロス福岡シンフォニーホール
曲 目:A.ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)
    J.ハイドン:交響曲第101番「時計」
指 揮:森口真司
入場料:一般 1500円 高校生以下 500円
(当日は会場に無料託児所をご用意しております。利用ご希望の方は6月15日までにオーケストラ事務局までお申し込み下さい。メール:mail@fco.sakura.ne.jp TEL:080-6423-3366)

アントン・ブルックナー:交響曲第7番

福岡市民オーケストラhttp://fco.sakura.ne.jp/


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