2008年08月05日
チェロ
チェロ
イタリア語で "Violoncello" 。オーケストラの弦楽器で低音部を担当する楽器です。
エンドピンというのが先っぽについていて、床にそれを突き刺して、両足を開き抱きかかえるようにして弾きます。演奏する姿はまるでダンスを踊っているかのようですね。
このエンドピン。実は最初はなかったんです。最初の頃は両膝の間に挟んで演奏していたそうです。しかし、他の楽器と同様、モーツァルトやベートーヴェンなどが活躍する18世紀後半になって、大きな音量が求められたことや演奏の安定性などから、現在のような形になったそうです。
20世紀最大のチェリストと言われるのがパブロ・カザルス(1876~1973)さん。音楽を通じて世界平和のために積極的な活動を展開した人です。1971年10月24日、94歳の時にニューヨークの国連本部で「私の生まれ故郷のカタルーニャでは鳥たちは、ピース、ピース(英語の平和)と鳴きながら飛ぶのです」と語り、右手を客席の方にかざしながら、指先でくちばしの動きをまねして「ピース、ピース」と繰り返し、カタルーニャ地方の民謡『鳥の歌』をチェロで演奏した感動のエピソードは余りにも有名です。
私が中学生の時に初めて聞いて虜になった曲は、『ドボルザークのチェロ協奏曲』。奏者はこれまたカザルスさんと並び称せられる、ムスティスラフ・ロストロポービッチさん。
演奏する姿が、これほど男性的でかっこよい楽器は他にないと思います。


イタリア語で "Violoncello" 。オーケストラの弦楽器で低音部を担当する楽器です。
エンドピンというのが先っぽについていて、床にそれを突き刺して、両足を開き抱きかかえるようにして弾きます。演奏する姿はまるでダンスを踊っているかのようですね。
このエンドピン。実は最初はなかったんです。最初の頃は両膝の間に挟んで演奏していたそうです。しかし、他の楽器と同様、モーツァルトやベートーヴェンなどが活躍する18世紀後半になって、大きな音量が求められたことや演奏の安定性などから、現在のような形になったそうです。
20世紀最大のチェリストと言われるのがパブロ・カザルス(1876~1973)さん。音楽を通じて世界平和のために積極的な活動を展開した人です。1971年10月24日、94歳の時にニューヨークの国連本部で「私の生まれ故郷のカタルーニャでは鳥たちは、ピース、ピース(英語の平和)と鳴きながら飛ぶのです」と語り、右手を客席の方にかざしながら、指先でくちばしの動きをまねして「ピース、ピース」と繰り返し、カタルーニャ地方の民謡『鳥の歌』をチェロで演奏した感動のエピソードは余りにも有名です。
私が中学生の時に初めて聞いて虜になった曲は、『ドボルザークのチェロ協奏曲』。奏者はこれまたカザルスさんと並び称せられる、ムスティスラフ・ロストロポービッチさん。
演奏する姿が、これほど男性的でかっこよい楽器は他にないと思います。


Posted by つぶやきホルン at 22:45│Comments(0)
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