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2011年03月20日

リコーダー

先日、元気アートプロジェクトでは、九大病院小児医療センターに入院している子供たちを相手に、福岡古楽協会の小池宏明さんにリコーダーについて教えていただきました。

リコーダーはルネサンス時代からバロック時代(1600年代から1700年代)にかけて楽器の改良が進み、独奏曲から合奏曲や協奏曲までとてもたくさんの曲が作られ演奏されました。

最大の魅力である美しくて清らかな音は、リコーダーの名前の由来が、リコード=小鳥のさえずり、であることでもうかがい知れます

しかし、リコーダーは音が小さく音程も不安定です。そこで、バロック時代ごろから、もっと大きな音が出せて音程も調整しやすいフルートなどの楽器が主流となり、オーケストラで使われないリコーダーはすたれていきました。

このリコーダーが復活したのは20世紀の初頭です。
古楽復興運動の中でイギリスのアーノルド・ドルメッチが復元したものでしたが、それとは別の流れで、ドイツでは行進曲の演奏にジャーマン式運指による独特の普及があり、これが日本にも伝わって、小学校における日本独特のたて笛教育へと発展しました。

もともと音程がよい楽器ではありませんし、吹けば音は出るのですが、本当によい音を出すのはなかなか難しい楽器です。にもかかわらず吹けば音が出るという安直さから、わが国では今でも小学校3年でリコーダーを学びます。これをみんなで吹いた時の音の不揃いは皆さん経験済みでしょう。

この様なことから、わが国ではリコーダーは「おもちゃ的」な楽器とみなされてしまったし、フルートなどの楽器よりうんと下に置かれてしまったように思います。

しかし、1970年頃からでしょうか、特に、フランス・ブリュッヘン(リコーダーによる演奏の可能性を格段に広めた古楽界の草分け的な存在・・・Wikipediaより)や、超絶技巧を誇るケンブリッジ・バスカーズなどによって、日本におけるリコーダーの「おもしろくない楽器」のイメージは払拭されました。

私も、初めてケンブリッジ・バスカーズの演奏を聴いたときは衝撃でした。これってリコーダー?というか全く別次元の楽器のように感じたものです。

以下に紹介するのは小池宏明さん個人所有の楽器群です。

ガークライン(クライネソプラニーノ)・リコーダー
びっくりするほど小さなリコーダーで、世界に6本しかない貴重な楽器だそうです。

ソプラニーノ・リコーダー
ガークラインほんの少し大きな楽器です。

ソプラノ・リコーダー
   小学校で習うのはこのタイプ~ジャーマン式運指

アルト・リコーダー
   ソプラノ・リコーダーより一回り大きな楽器で中学校で習います~バロック式運指

テナー・リコーダー

バス・リコーダー

グレートバス・リコーダー

コントラバス・リコーダー

リコーダー

リコーダー

これだけの楽器を一度に見れる機会なんてそうそうありません。

続いて、小池宏明さんが教えるリコーダーの正しい演奏法
リコーダー演奏の「うんちく」です
一つ目は、吹くところを手のひらで包んでしっかりと温めること。
二つ目は、足の裏を踏ん張って安定した姿勢で吹くこと。
三つ目は、「トトロ」と吹くこと・・・つまりタンギング。
四つ目は、やさしい気持で吹くこと。
最後は、やわらかい表情で吹くこと。

私ももうしばらくしてホルンを吹くのがしんどくなってきたらリコーダーを始めようかと考えています。

金管楽器奏者はアタックができるのでリコーダーに向いているそうです。
特にホルン吹きはもともと左手がキー操作なので左指が動きやすいことも有利なのだとか。
こりゃ挑戦してみなくては!!


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