2009年10月11日

モーツァルト

作曲家シリーズ第2弾はモーツァルトです。

“モーツァルト”という名前を知らない人はほとんどいないのでは?・・・・それくらい誰でもが知っているクラシック音楽の「ビッグネーム」それが“モーツァルト”でしょう。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)
1756年にオーストリアのザルツブルクに生まれ、短い生涯で700曲以上もの作品を残し、わずか35歳でこの世を去った比類なき音楽家です。

ザルツブルクの宮廷作曲家でヴァイオリニストだった父、レオポルト・モーツァルトによる英才教育のもと、5歳にして作曲を行うなど、幼少の頃から神童と呼ばれ、天賦の才を思うがままに発揮していたこと。

幼児期から少年期、青年期に至る時期に、父に連れられてヨーロッパ中を旅から旅の日々を送ったことが、この天才の音楽をさらに豊かなものにしたこと。

オペラや宗教音楽などの声楽曲、交響曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノソナタなど、クラシック音楽のあらゆるジャンルに類をみない魅力的な多くの作品を残したこと。

とても品行が悪く、当時の音楽家の一番の仕事であった宮廷音楽家としての仕事にも納まりきれずに、とても収入が不安定であったこと。

映画『アマデウス』で、フリーメイイスンとも交錯しながらミステリーとして描かれた最後の曲、レクイエム「死者のためのミサ曲」

そして、これだけの作曲家が極貧の中で生涯を閉じたなんて、現代の感覚からすると誰が信じられるでしょうか。

それにしても、250年も経った今でも、なぜこんなにモーツァルトの曲が多くの人々から愛され、そして演奏され続けるのでしょう。とても興味がありますが、「なぜ?」は人それぞれです。あくまで私は?でほんのちょっとだけ書いてみます。

モーツァルトの魅力は何と言っても、次から次に湧いてくる美しい「メロディー」とその「シンプルさ」でしょう。スウェーデン映画「短くも美しく燃え」で流れた「ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K467」第2楽章、「交響曲第40番 ト短調K550」第1楽章冒頭のメロディー、モテット「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」などはあまりにも有名。一度聴いたらこれだけでモーツァルトの虜になってしまいそうですね。

そんな素敵なモーツァルトですが、演奏する立場になると大変。(正確に言うとプロにとってはかな?・・・アマチュアでこれを大変と思って演奏するのはよほどの人かも)
良くは分かりませんが、きっとモーツァルトの音楽の「明るさ」「軽やかさ」「屈託のなさ」「喜怒哀楽」など「子どもならば誰にでも備わっている自然な感情」を表現するのに、大人になった演奏家は大いに苦労するのだと思います。

福岡市民オーケストラがこれまでに演奏した作品

交響曲第31番「パリ」
交響曲第35番
交響曲第36番「リンツ」
交響曲第39番
交響曲第40番
交響曲第41番「ジュピター」
ピアノ協奏曲第21番
ピアノ協奏曲第23番
ピアノ協奏曲第24番
歌劇「後宮よりの逃走」序曲
歌劇「魔笛」序曲
歌劇「フィガロの結婚」序曲
歌劇「劇場支配人」序曲
戴冠ミサ曲
フルート協奏曲第2番
クラリネット協奏曲
ディヴェルティメントニ長調K136


モーツァルトは4曲のホルン協奏曲ほか、ホルンのための音楽も数曲書いていますが、このお話しはまたの機会にしましょう。face02



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