カリヨン

つぶやきホルン

2009年01月10日 13:35

カリヨン(carillon)とは教会の鐘のことですが、楽器としては数十個の鐘を鍵盤で演奏する世界最大の楽器です。ヨーロッパにはカリヨン奏者を育成する学校もあるんですよ。

日本では本格的なカリヨンはほとんど見られないと思いますが、商店街などのモニュメント(福岡の新天町やベスト電器本店など)で自動演奏のオルゴール的なカリヨンはよく見かけますね。

オーケストラの曲の中では、このカリヨンが鳴る風景をよくホルンが演奏します。
ポ~~~ンという響きが、オーケストラの楽器の中では一番近いのでしょう。
代表作はビゼーの「アルルの女第1組曲~カリヨン」です。

このカリヨンそのものを楽器として使う曲もいくつかあります。
こちらの代表作は何といってもベルリオーズの「幻想交響曲」です。打楽器をやっている人ならお馴染み、最終楽章で鐘が鳴りまくります。でもこの曲では舞台の後ろに隠れて鳴らしますから、客席からは見えないのが残念です。

写真は「幻想交響曲」で使用した2個のカリヨンです。







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