クラリネット

つぶやきホルン

2008年07月14日 22:44

 クラリネットについて。久々の気ままな楽器紹介シリーズです。

 「クラリネットをこわしちゃった」という曲を知ってますか?
 「♪僕の大好きなクラ~リネット、パパからもらったクラ~リネット、とっても大事にしてたのに、壊れて出ない音がある・・・・オ パキャマラド パキャマラド パオパオ パンパンパン オ パキャマラド パキャマラド パオパオパ」という何とも陽気で楽しい歌です。
 この歌は、クラリネットのキュポキュポッという音のイメージを本当によく表しています。

 この楽器は、フルートやオーボエに比べると新しい楽器です。といっても18世紀の初め頃、ドイツ人がフランスの古楽器を改造して作られたのですが。

 アマチュアの下手な奏者は、ヘタリネットとかクニャリネットとか呼ばれます。

 有名な旋律はたくさんあるけど、暗く重たい旋律の代表はチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の第2楽章第2主題の旋律、反対に陽気なイメージはガーシュインの「ラプソディーインブルー」でしょうか。

 わが福岡市民オーケストラの秋の定期演奏会で演奏するリムスキーコルサコフの交響組曲「シェラザード」の第2楽章では、このクラリネットとファゴットがとっても魅力的なソロを演じます。
 ただし、きちんと吹くのはかなり難しいというか、センスが問われるソロなので「大丈夫かな~~!!」と心配しています。

 

 写真で2本あるのは、長い方がA管。短い方がB♭管。
 オーケストラ奏者は、この2本の管を曲の間で、調子によって持ち替えたりして演奏します。

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