クラリネット
クラリネットについて。久々の気ままな楽器紹介シリーズです。
「クラリネットをこわしちゃった」という曲を知ってますか?
「♪僕の大好きなクラ~リネット、パパからもらったクラ~リネット、とっても大事にしてたのに、壊れて出ない音がある・・・・オ パキャマラド パキャマラド パオパオ パンパンパン オ パキャマラド パキャマラド パオパオパ」という
何とも陽気で楽しい歌です。
この歌は、クラリネットのキュポキュポッという音のイメージを本当によく表しています。
この楽器は、フルートやオーボエに比べると
新しい楽器です。といっても18世紀の初め頃、ドイツ人がフランスの古楽器を改造して作られたのですが。
アマチュアの下手な奏者は、
ヘタリネットとかクニャリネットとか呼ばれます。
有名な旋律はたくさんあるけど、暗く重たい旋律の代表はチャイコフスキーの
交響曲第6番「悲愴」の第2楽章第2主題の旋律、反対に陽気なイメージはガーシュインの
「ラプソディーインブルー」でしょうか。
わが福岡市民オーケストラの秋の定期演奏会で演奏するリムスキーコルサコフの交響組曲
「シェラザード」の第2楽章では、このクラリネットとファゴットがとっても
魅力的なソロを演じます。
ただし、きちんと吹くのはかなり難しいというか、センスが問われるソロなので「大丈夫かな~~!!」と心配しています。
写真で2本あるのは、長い方がA管。短い方がB♭管。
オーケストラ奏者は、この2本の管を曲の間で、調子によって持ち替えたりして演奏します。
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