よぼよぼホルン吹きのつぶやき

つぶやきホルン

2012年11月22日 22:17

よぼよぼホルン吹きのつぶやき



小生、59歳

福岡市民オーケストラで長いことホルンを吹いている

ホルンを吹き始めてかれこれ45年

若いころこの齢まで吹いているとは考えてもいなかった

人間、50を過ぎるあたりから色々なところにガタが出始める

私も、老眼、腰痛、耳鳴り、50肩などなどオンパレードだ

極めつけは7年前の大腸の破裂

大腸憩室炎の悪化からだが九死に一生を得た

この時はさすがにこれで私のホルン人生も終わりかと思ったが

しかしこれが思いもよらぬ転機となった

半年近くは吹けなかったのだが

これは大好きなお酒が飲めない以上につらかった

やっぱり自分は心からホルンを愛している

だったらもう一度じっくりと練習して

病気になる前よりも上手になろうと決心

以来ほとんど毎日1時間近く練習している

残念ながら上手くなるのはなかなかだが

ゆっくりゆっくり時間をかけて

アンブシュアを少しずつ改良しながら

体力を使わずに演奏できる奏法を身につけてきた

おかげで演奏会での持久力は若い人には負けない

ただどうしようもないのが記憶力と瞬発力

若いころならすぐ覚えられたこと

簡単に吹けたはずのパッセージがなかなか身につかない

本番は思わぬところでリズムを間違ったり音をはずしたり

これはさすがになさけないし限界を感じる時もある

しかしこれとて防ぐ手立てはある

それは人一倍の練習と真っ赤になるくらい楽譜に書き込みを入れること

アマチュア奏者の演奏機会などせいぜい年数回

月に一回本番がある人など珍しい

これがプロとアマの大きな違いだろう

甘えてはいけないがアマチュアで良かった

もちろん加齢はマイナスばかりではない

音楽やオーケストラの知識はそこそこ身についている

多くの指揮者から指導を受けてきて

色々な「演奏のツボ」も心得ている

若い人はもっと勉強しなさい

などと言いたくなるのもこのせいだ

亀の甲より年の功とは良くぞ言っていただいた

まあこれからもオーケストラの若いエネルギーや

一緒に木管アンサンブルしてくれている2人の

若き女性のフェロモン??をいただきながら

あと10年くらいは頑張ってみたいと思う・・が・・

10年後のつぶやきはなんて書くだろう

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