ストーク ホルンマウスピース
ご存知のとおり、金管楽器奏者にとって、マウスピースは楽器を演奏するための最も大切なツールです。
唇の形は十人十色で、こればかりは本人が自分の唇に一番合ったマウスピースを探すしかありません。
私も40年以上ホルンを吹いてきましたが、これまでに手に入れたホルンのマウスピースは10本を超えています。
最初のころは、定番のアレキサンダーの5番や8番、それからヤマハのカスタムシリーズやホルトンなど色々と変遷してきました。一時期気に入っていても、だんだん不満に思えてくるのが悩みなんですよね。
それで、この6~7年前にストークC8・マウスピースに出会ったときは衝撃でした。
リム(唇に触れる部分)の感触が今までのマウスピースとは全然違って、ジャストフィットという感じでした。
そこでかなり長い間使っていましたが、もう少しハイトーンに強いマウスピースがほしいと思って、リムのせいかと思いワイドリムのCW10を試してみました。
しばらくは良かったんですけど、結局、リムが厚い分、音の変化についていけず不自由さを感じたので、C8に戻していました。
でも数ヶ月前、ストークマウスピースは、スロート(マウスピースの内側の最も細い部分でこの径で空気の流れの抵抗感が全然違ってくる)が総じて大きいので、息が抵抗なく入りすぎてハイトーンが出ずらいことに気が付き、また、カップの深さもC8はいちばん深いタイプなのでこれも低音向きということで、リムはC8と同じ、スロートは2段階細く(0.3mm細い)、カップの深さがやや浅いミディアムディープのCM12を購入してみました。
これが大正解!!、ハイD、E♭は全く問題なく、E、Fもなんとか出ます。
これで当分はマウスピースで悩まなくて済みそうです。
ただそうなると欲が出てくるもので、もう一段階スロートが細いCM15や、少し豊かな音を出すためにリムが大きなCMA12なんかも試してみたいなと思っています。これらの型番は普通の楽器店には置いていませんから購入するしかないですね。
マウスピース研究会というネット販売のお店があるので気が向いたらそこで購入したいと思います。
次の写真は左からCW10、C8、CM12です。
マウスピース研究会の表
ホルンのマウスピースについてはこちらへ
関連記事