原土井病院「お月見会」
2010年9月22日(水)19:00から
原土井病院の「お月見会」で
GAPコーディネートによる演奏会を行いました。
演奏に協力していただいたのは、
ヴァイオリンの古田茂稔さんと、
ピアノの吉冨淳子さんです。
元気アートプロジェクト、通称“GAP”は、優しさと思いやりの大切さを共有しながら、アート、デザイン、音楽によって人々を元気にしていく活動を行っています。
演奏曲目は
ブラームス:ハンガリアン舞曲第8番、第2番
サラサーテ:チゴイネルワイゼン、バスク奇想曲
ドビュッシー:月の光
「ハンガリアン舞曲」はブラームスがジプシー音楽に強い影響を受けて作曲した曲ですが、全部で21曲あり、その中の2曲を演奏していただきました。
パブロ・デ・サラサーテは、スペイン生まれのヴァイオリニストです。パガニーニなどとともに3大ヴァイオリニストと称される名手でしたが、「チゴイネルワイゼン」は彼が作曲した名曲中の名曲で、「バスク奇想曲」とともに超絶技巧が光ります。
最後の曲はドビュッシー作曲の「月の光」。まさにお月見にぴったしの月夜の印象を曲にした作品です。
会場は、
十数人の患者さんと、ご家族や病院関係者で30名を超える観客に参加していただきました。
昨夜は残念ながら雨模様で、中秋の名月を拝むことはできませんでしたが、
古田さんと吉冨さんの熱のこもった演奏にみなさん大変喜んでいただきました。
「月を思い浮かべることはできましたか?」と患者さんにたずねると
「ハイ!お月様は出なかったけど心の中でお月様を楽しみましたよ」と言っていただきました。
30分弱の演奏のあとは、病院とボランティアの方々が用意した
「お月見団子」をいただきました。花より団子???とても和やかに時が流れます。
最後に古田さんと吉冨さんに
「荒城の月」を演奏していただき、お月見会を楽しく終えることができました。
古田さんと吉冨さん、病院関係者の皆さん、お疲れさまでした。
また、本日の
パンフレットもGAPメンバーで
designmao graphicsの黒瀬さんによる素敵なデザインです。黒瀬さん、いつもお疲れさまです。
もう一つご案内です。
2010年10月15日(金)16日(土)18日(月)に、
平尾5丁目のスタジオ「フリッツ・ナタン」において
本日の出演者お二人による演奏会が開催されます。
詳細はチラシのとおりです。
是非お越しください。
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