An die Freude 「歓喜に寄せて」

つぶやきホルン

2008年12月08日 23:01

第九の季節に因んだ話題を一つお贈りしましょう。

国技館5000人の第九コンサートは、1985年2月17日の両国国技館落成を祝賀する目的で開催されたのがこのイべントの始まり。指揮者の石丸寛さんの呼びかけで実現しました。
「国技館すみだ第九を歌う会」が発足。墨田区向島の芸者さんたちが華やかな着物姿で加わったこともあり、その時はドイツ語を何とか覚えやすくしようと「freude(フロイデ=歓喜)」を「風呂出で」などと、漢字を当てた歌詞カードを作ったのです。

風呂出で 詩へ寝る   (フロイデ シェーネル)
月輝る 粉健(糞犬)   (ゲッテル フンケン)
とホテル 会う末     (トホテル アウスエ)
理事 生む         (リージ ウム)
ビルベと0点        (ヴィルベ トレーテン)
夫追い得る 取るん健  (フォイエル トゥルンケン)
貧無理死へ 台ん    (ヒムリッシェ  ダイン)
入り 人産む       (ハイリ ヒトゥム)
台寝  津会うベル    (ダイネ  ツァウベル)
ビン出ん 微出る     (ビンデン ヴィーデル)
バス出い 詣で      (ヴァスディ モウデ)
酒取れん 下駄いると  (シュトゥレン ゲータイルト)
ああ冷  麺支援     (アーアレー メンシェン)
ベル出ん 鰤うでる    (ヴェルデン ブリューウデル)
暴大ん  残ふてる    (ボウダイン ザンフテル)
風流げる 場いると   (フリューゲル ヴァイルト)

傑作というか、なんか返って覚えにくかったりして。
それにしても聞く第九から参加する第九になって早25年。

来年2月22日には25周年記念コンサートが開催されるそうです。


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