手づくり楽器を作ろう
元気アートプロジェクト、通称“GAP”は、デザイナーや音楽家によるボランティアグループです。優しさと思いやりの大切さを共有しながら、アート、デザイン、音楽によって、人々に元気を与え、そして私たちも元気をいただく活動を行っています。
2012年3月12日(月)は、
九大病院小児医療センター“がんばるーむ”で
3学期の音楽授業「手づくり楽器を作ろう」を行いました。
子供たちと、簡単な手づくり楽器を作って、一緒に演奏するプログラムです。
初めての試みですし、楽器づくりから演奏までを制限時間60分で行わないといけないということで、色々な楽器を考えましたが、これならなんとか作れるだろうということで、次の2種類の楽器を作ることにしました。
①かっこう笛
②ストロートランペット
一緒に演奏する曲目は
エトムント・アンゲラー作曲「おもちゃの交響曲」
旋律の
演奏をGAPメンバーの、ピアノ:浦本順子さん ヴァイオリン:真隅昌子さんが担当しました。
事前の準備として、3月10日にGAPメンバーが松隈邸に集合して試作をし、演奏も試してみました。
製作してみると、以外に難しく、最初から作っていたのではとても時間内にはできないことが分かったため、事前にストローや紙コップのパーツを作って、子供たちには組み立てるだけで作れるようにしました。
この結果、授業ではほとんどの子供たちが時間内に、かっこう笛とストロートランペットの2種類の楽器を作ることができました。
いよいよ演奏です。
「おもちゃの交響曲」は以前から是非やりたいと思っていた曲でしたが、やはり楽譜どおりに演奏することは難しかったようです。
これも事前にGAPメンバーと練習しましたが、大人でもすぐには難しいことが分かっていました。それでも「音楽授業」ですから、みんなで手拍子でリズムを練習したり、腹式呼吸のことを教えたりして、できるだけ楽譜どおりの演奏に挑戦しました。
その結果、一部の子どもは結構正確にリズムを刻むことができました。
もう少し練習時間がゆっくりあればもっと良い演奏ができるのですが、病気の子どもたちの体力を考えるとしかたありませんね。
でも、最後は、楽譜を気にせずに思い切って演奏しよう!!ということで自由に演奏してもらいました。みんなとっても元気に合奏してくれましたよ。
「楽器を作ってとても楽しかった。」「一緒に演奏できて楽しかった」「ヴァイオリンがとてもきれいだった」など子供たちのお礼の言葉にほっとしました。
活動の様子、手づくり楽器、作り方をご紹介します。
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