ドレスデン 2012年9月15~18日
ドレスデンは、ザクセン王国の首都として栄えた街で、現在はザクセン州の州都となっています。
エルベ川沿いに広がる旧市街地にはいくつもの塔が立ち並び「これぞドイツの古えのシルエット」と言える景観が見事です。
ドレスデンを訪れたのは、教会音楽やゼン・オーパー(ドレスデン州立歌劇場)でオペラを鑑賞することが第一目的でしたが、この街は、教会などの建築物を見るだけでも十分に見ごたえのある街です。
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フランクフルト国際空港からドレスデン空港へ飛行機で1時間
ドレスデン空港からはSバーンで旧市街地にあるホテルへ
[ドレスデン旧市街地]
「旧市街地シルエット」
ドイツは第2次世界大戦でほとんどの都市が廃墟と化したわけですが、旧市街地ではそれらの建物がほとんど戦前の姿に復元され、東西統一後その作業はピッチを上げて進んでいます。
「ツヴィンガー宮殿」
ザクセン王が18世紀初期に建てた宮殿
門をくぐると広々とした中庭が広がっています。
この宮殿には様々な絵画館やギャラリーがあるが何といってもお目当ては
GALERIE ALTE MEISTER DRESDEN(ドレスデン古典絵画館)
フェルメール、ルーベンス、ラファエロ、レンブラント、バンダイクなど一枚でも日本に来たら大騒ぎになりそうな有名な(教科書でみたことある)絵画が山のように展示されています。真剣に見ていたら1日でも終わりそうにありません。
中でも有名というかみんなが足を止めているのがラファエロの「システィーナのマドンナ」。
マリアの足元に描かれた2人の天使がかわいらしくてグッズのデザインとして独り歩きしています。
「クロイツ教会」(聖十字教会)
(音楽編)で紹介していますが、Dresdener Kreuz Chor(ドレスデン聖十字架教会合唱団)がとても有名です。
「フラウエン教会」
2005年に復活を遂げた平和の象徴。ドイツで見る教会を始めとした古い様式の建物の外壁に多く見られるのが明るい色と黒い色のモザイク模様。これは戦争で崩れ落ちた古い建物の部材を再建時にできるだけ利用しているからです。
「大聖堂」(カテドラル)
「シュタールホーフの壁画:君主の行列」~ドレスデン城の一部
マイセン磁器25,000枚を使っているそうで16世紀後半のオリジナルだそうです。
「ゼン・オーパー」(ザクセン州立歌劇場~ドレスデン国立歌劇場のこと)
ドレスデンの旧市街地は、3日間滞在したので、この辺りを毎日うろうろとしていました。
もう、これぞドイツという風景に圧倒されっぱなしです。
それにしても、これが実は第二次世界大戦でほとんど破壊され、それを当時のがれきを使いながら復元したというのですから、ドイツ人の執念には脱帽ですね。