“がんばるーむ”の音楽授業

つぶやきホルン

2011年11月03日 23:15

11月31日(月)は、元気アートプロジェクト(GAP)による、
九大病院小児医療センター“がんばるーむ”の音楽授業でした。
GAPの音楽授業は、学期毎に1回行っています。

今回の授業は、「ファゴットを見て・聴いて・さわってみよう」
先生は、九州交響楽団の首席ファゴット奏者の山下 菜美子先生と、
ピアノの中川淳一先生にお願いしました。



お二人ともとってもお忙しい中を、子供たちのために駆けつけてくれました。

授業の内容は次のとおりです
1.最初にファゴットを聴いてみよう
♪シンコペーション/クライスラー
2.ファゴットってどんな楽器だろう
  ♪音のでるしくみ、楽器の歴史、オーケストラの中のポジション(弦楽器・木管楽器・金管楽器・打楽器)などの解説
3.色々な曲を聴いて楽しもう
♪リベルタンゴ/ピアソラ
♪日本の四季のうた メドレー(早春賦、夏は来ぬ、紅葉、冬の歌、春が来た)
♪「となりのトトロ」より ねこバス & 「魔女の宅急便」より海の見える街/久石 譲
4.ファゴットをさわってみよう
5.ファゴットのように音を出してみよう
♪ストローオーボエ
6.ファゴットといっしょに歌おう・演奏しよう
♪いっしょに演奏しよう~となりのトトロの「さんぽ」
♪いっしょに歌おう~崖の上のポニョ/久石 譲

最初に、ファゴットを見たことがある人??
という山下先生の質問に、誰も手が挙がりません。
全員が初めて見たということでした。
ファゴットってやはり珍しい楽器なんですね。

ファゴットってどんな楽器だろうでは、
山下先生がファゴットを4つの部分に分解して、それぞれを子供たちに持たせてくれました。
みんな恐る恐る、とっても珍しい楽器にさわることができましたよ。



色々な曲を聴いて楽しもうでは、山下先生の素晴らしい演奏を聴くことができました。
ファゴットのとっても低い音から高い音、ちょっとおどけたような音色、軽快なリズムなど、プロの演奏家の音を十分に楽しませていただきました。

ファゴットをさわってみようでは、子供たちにファゴットのキーを押さえさせて、山下先生が音を出します。最初は恥ずかしがってなかなか触ろうとしなかった子供たちも、最後はほとんどの子がファゴットをさわって音が変わるのを楽しみました。

ファゴットのように音を出してみようでは、私が作成したストローオーボエを全員に配って挑戦してもらいました。ちょっと難しかったけど、なんとかほとんどの子供が少しでも音を出すことができました。
ファゴットは2枚リードと言って、2枚の合わさったリードが振動して音を出しますが、同じ原理で音を出すのがストローオーボエなのです。
みんな勉強してくれたようです。



ファゴットといっしょに歌おう・演奏しようっでは、となりのトトロの「さんぽ」を、子供たちがリコーダーやタンバリン、カスタネットで一緒に演奏しました。ここでも、山下先生がカスタネットの元気なたたき方やタンバリンの鳴らし方を教えると、子供たちの演奏が活き活きとしてきました。そして、崖の上のポニョを一緒に歌って、今日の音楽授業を終わりました。

最後に、子供たちからお礼の言葉と、子供たちが作ったとってもかわいらしいペン立てのプレゼントがありました。



実は、26日にがんばるーむの運動会をGAPが手伝ったばかりで、私たちGAPメンバーにもたくさんのペン立てを作ってくれたのです。



子供たちの笑顔だけでも活動の励みになっていますが、とっても感激です!!


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