由布院温泉紀(その3)

つぶやきホルン

2009年03月08日 22:04

由布院駅を出ると真っ正面に「由布岳」が見えます。
これは最高のアイ・ストップですね。
これでまず「湯布院に着いた~~!」という気持ちにさせてくれます。



土日の湯布院は、天気にも恵まれすごい人出でした。
由布院駅から金鱗湖に至る道沿いには色々なお店がたくさんできています。
おみやげ物屋、食べ物屋、グッズショップなどが多いが、中には美術館など素敵なスポットもあります。

今回は2つの美術館に行きました。
「由布院夢美術館」では、放浪の天才画家 山下清 の原画展をやっていました。
これは、なかなか見応えがありましたよ。

「ドルドーニュ美術館」は、金鱗湖から少し歩いた人通りのないところにありました。
普通の民家で、館主の裏文子さんという方が九州の作家のコレクションを中心に展示されています。
これはこれで、のんびりと絵画が楽しめて幸せでした。

もう一つ、面白い体験をしてしまったのが「循環アートバス」の社会実験

駅前から、湯布院市街地の周辺のスポットを巡回するバスの運行実験をしていました。
それぞれのコースには8箇所ずつの停留所が設けられており、1時間おきにバスがぐるぐるとまわっているので、1箇所のスポットで1時間弱過ごすと次に来たバスに乗れば次のスポットに移れるという仕組みです。

これで、1日500円ですからなかなか面白そうと言うことで、駅の案内所で説明を詳しく聞き、
バスがくるのを30分近く待ちました

(そもそもパンフレットも何もなく、どうもやる気に疑問を感じていたのですが。)

案の定、出発の時間になってもバスは来ませんし、他にお客もありません
おかしいなと思って先ほどの案内書に聞きに行くと、

「あれ~、そこに第一交通のライトバンが止まってたでしょ、
さっき出発しましたよ。」ですって。

そんなのわかるはずがありません。
アートバスとも、なんとも書いてないし、運転手が案内するでもなく、ただじっと停車していて、だまって出ていったのですから。

さあ大変です。「そりゃ~ないでしょ!!」と言ったら、
先方もさすがに「こりゃいかん!」と思ったのでしょう。

すぐに第一交通に電話して代わりのハイヤーを呼んでくれました
おかげで、嫁さんと2人でハイヤーに乗って、なんとぐる~~と廻るコースどおりに走っていただきました。
もちろん2人で1000円で。

ただ、案内所の方も、運転手さんも嫌な顔ひとつせず対応していただいたので、
気持ちよく過ごすことができました。

それにしても、「社会実験」としては相当お粗末でしたね。
数日後、たまたま仕事の関係で国の補助事業の案内を見てたら、なんとこのバスのことが乗っているではありませんか。
「大丈夫かな~~~~?」

由布院の魅力はもう一つ、とういうか何と言っても「ぶらり歩き」です。
あまり歩くのが得意ではないので少しぶらぶらっとしただけですが・・・・

とっても素敵なお地蔵様(そこで手入れをしていらしたおばあちゃんは「弘法様」と言ってました。)に出会いましたよ。



由布岳がとっても雄大に見えるスポットも発見



やはり由布院は歩くに限りますね。

帰りも「ゆふいんの森号」です。



車内の小さなビュッフェで車窓の景色を眺めながらビールで乾杯!

 

たった2日間でしたが、とっても満足な旅を楽しむことができました。


関連記事