伊都国歴史博物館

つぶやきホルン

2008年09月27日 16:40

この間、福岡市の西隣りにある前原市の「伊都国歴史博物館」というところに行きました。

ここには平原(ひらばる)遺跡出土の日本最大の銅鏡「内行花文鏡(ないこうかもんきょう)」というのがあるということで、前から一度見てみたいと思っていたのですが、やっと機会を得ました。

行ってみて、驚きました。
展示品の内容がすごいからです。

私は、銅鏡一個が国宝とばかり思っていたのですが、大きな認識違いでした。
なんと、平原(ひらばる)遺跡からの出土品がすべて国宝なのです。

この遺跡は伊都国の王墓と考えられ、1965年に発見されました。
この墓は弥生時代後期~終末(約1800~1900年前)に造られたものだそうです。
銅鏡39枚、鉄刀1本、ガラス製勾玉やメノウ製管玉などの玉類が多数発見されています。銅鏡のなかには直径46.5cmの内行花文鏡(日本製)が4枚ありますが、これは日本最大の銅鏡です。また、ひとつの墓から出土した銅鏡の枚数も日本一なんだそうですよ。
これらがすべて国宝とは!!

伊都国は現在の前原市を中心とした二丈町、志摩町、福岡市西区の一部を含む糸島地方に存在したと考えられます。
『魏志倭人伝』には今から約1800年前(3世紀頃)の日本の様子が書かれています。
それによると日本には邪馬台国をはじめとして30以上の国があり、そのうちのひとつが伊都国です。

この伊都国以来の様々な時代の展示物があってなかなかのものです。
前原市も、もう少し上手にPRすればいいのに・・・と思ってしまいます。

皆さんも是非見に行ってみてはどうでしょうか。

ホームページ 「伊都国歴史博物館」


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