絵手紙を描こう
元気アートプロジェクト、通称
“GAP”は、デザイナーや音楽家によるボランティアグループです。優しさと思いやりの大切さを共有しながら、アート、デザイン、音楽によって、人々を元気にしていく活動を行っています。
9月12日(金)にGAPでは、
原土井病院のデイケアサービスセンターで、
「絵手紙を描こう」というボランティア活動を行いました。残念ながら私は仕事で参加できませんでしたが、妻が参加してくれました。
京都から応援に駆けつけてくれたのは、
伊砂正幸 (いさ まさゆき)さん。昨年度の
第39回日展でみごと特選を受賞された、新進気鋭の日本画家で、色々なところで絵手紙も教えておられます。
GAPのメンバーもほとんどが絵手紙は初めてだったので、まずは本番1時間前に集合して、伊砂さんの指導を受けます。
真ん中付近の黒いポロシャツの人が伊砂さん。
(後で指導者のように???立っているのはGAPメンバーの森重さん)
2時からいよいよ活動開始。
30人ほどのお年寄り相手にGAPのメンバーは悪戦苦闘だったようです。
なぜかって??
だって、世の中、絵が好きな人もいればあまり好きでない人もいます。
特に、お年寄りはわがままですからね~~~
最初から最後まで、「なんでワシがこんなことせないかんのか~~!!」と
文句いってたおじいちゃんもおられたそうです。
でも、その方は結局3枚も描かれてたとか・・・・
結構たのしまれていたのかも知れませんね。
そして、皆さんの作品。なかなかの出来映えです。
(参加したメンバー・黒瀬さんのコメント)
初めてでどきどきでしたし、参加されたみなさんも、最初は戸惑われてましたが、思ったより早く筆がすすんで、2枚以上描かれた方も半分近くいらっしゃっいました^^
野菜の色がうまく出るとすごくうれしそうに「美味しそうななすびや」と盛り上がったり、出来上がった絵をお隣と見せ合って笑い合ったりで、本当に楽しい時間でした。
今度はいつ来るとね?って声をかけてくださるおばあちゃんもたくさんいらっしゃってありがたかったです(笑)。
音楽もそうですが、描くことや色を選ぶ事の楽しさを久しぶりに感じられて、私にとって、とても貴重な時間になりました。
てな具合で、GAPメンバーも楽しみ、そしてやりがいを感じながらの活動です。
ボランティアは、自分なりに得るものがあってこそ続くものですからね。
まあ、そんなところで、
今回もボランティア活動を無事終了しました。
参加されたGAPの皆さん、お疲れさまでした。
遠くから参加・ご指導いただいた
伊砂さん、本当にありがとうございました。
次の作品が伊砂さんの入選作品です。
こんなすごい人がボランティアに来てくれてるなんて、
誰も気がついてなかったようですが・・・・・
伊砂正幸:「News paper」 2007年 第39回日展 特選
(日展ホームページから掲載させていただきました)
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