つぶやきホルン

筑紫讃歌（つくしさんか）

平成２１年１０月１２日（月・祝）１５時
アクロス福岡シンフォニーホールで
「筑紫讃歌＆筑後川～団伊玖麿　歌い継ぐ筑紫の心」
という演奏会が行われます。

筑紫讃歌（つくしさんか）～團伊玖磨作曲　犬塚尭作詞
正式な曲名は“ソプラノ・バリトンソロと合唱オーケストラのための『筑紫讃歌』”は、団伊玖麿さんが九州をテーマにした最後の合唱曲で、１９８９年の福岡市制１００周年を記念して同市に献呈された作品です。

「犬塚尭さんの優れて雄大な詩をいただいて、すぐに作曲に掛かった時、心に鳴り響いた音は、どんどん大きく変質して、一人の人間の父祖の地を乗り越え、飛び越して、日本という東アジアの海に浮かぶ国の生い立ちとその生い立ちを与えた海の向うの国々と、そして、空の上により大きく広がっていた空、太陽の上に猶眩しくかがやいていた太陽、そして、その下に活きた人々への讃歌となって立ち昇った。（團伊玖磨）」

第１章・序詩
第２章・安曇(あずみ)の磯良(いそら)
第３章・ヒコジとヒボコ
第４章・鴻臚館(こうろかん)の栄え
第５章・ムクリがくるコクリがくる
第６章・女神の恋歌
第７章・この橋わたれ
第８章・終詩　

筑紫よ筑紫みお筑紫／水脈(みお)は続け海のかなたの国々に／天の上にまた天があり／陽の上にまた陽が昇る・・・永久に開けゆく筑紫を歌い上げる壮大なフィナーレは感動もの。

筑紫讃歌＆筑後川という、團伊玖磨さんの代表作をダブルで聴ける機会はめったにありません。
この曲の指揮はこの人しかいません・・・指揮者の源田茂夫さん。
ソプラノはわが国の第一人者・・・佐藤しのぶさん。
福岡音楽団体連絡会加盟の合唱団を中心に編成された「筑紫讃歌特別合唱団」の活躍も期待されます。

　この機会に是非、日本人の心、九州の心を楽しんでみてはいかがでしょうか。