2009年07月09日
要望活動
7月7日に、福岡音楽団体連絡会では
福岡市の市民局長、アクロス福岡の館長、福岡文化芸術振興財団の専務理事を訪問し、
要望活動ならびに懇談のひとときを持たせていただきました。
いささか長文ですが、次が福岡市に提出した要望書の本文です。
「音楽文化の向上と演奏環境の充実に関する要望書」
福岡音楽団体連絡会では、1981年の結成以来、私たちのまち福岡における演奏活動および練習活動施設等の充実を切実に願いながら、加盟する26団体が協力し、8回の合同演奏会、毎年恒例となったミニ・コンサート、音楽ボランティア活動、要望活動など、福岡の音楽文化の向上を目指した活動を積極的に行ってまいりました。
この間、音楽練習場としては、多くの音楽団体の活動拠点となった「パピオビールーム」や「ゆめアール大橋」、また、演奏会場としては優れた音響を持つ「アクロス福岡シンフォニーホール」や「あいれふ室内楽ホール」などが次々に誕生し、福岡市の音楽文化を支える環境は少なからず向上してまいりました。
しかし、一方では長年親しんできた「メルパルクホール」が解体されるなど、じわりじわりと音楽環境の低下につながる状況が始まっていることを私たちは大変心配しております。
音楽は、人の心を豊かにし人の心をなぐさめます。音楽は、難しいことの多い現代社会にとってなくてはならない精神の活力剤です。
私たちは、クラシック音楽、ジャズ、ポップス、邦楽などのジャンルを問わず、誰もが気軽に音楽を楽しめるまちとして、私たちのまちが更に成長していくことを願ってやみません。
そこで、私たち福岡音楽団体連絡会は、クラシック音楽の活動がこれまで以上に活発になることを願い、次の事項をご要望申し上げます。
1.客席数800~1200席程度の中規模音楽専用ホールを、九州大学六本松地区跡地など交通利便性の高い場所に建設してください。
2.パピオビールームと同規模の第2の音楽練習場を、九州大学六本松地区跡地など、福岡市西部・西南部方面に建設してください。
3.九州交響楽団をはじめとした、プロの演奏家の活動環境が向上するよう、公的な支援策を充実してください。
私たちは、以上3点の要望事項が実現することによって、市民がより質の高い演奏に触れ合う機会に恵まれ、また、様々なジャンルの音楽活動が更に活発になるとともに、プロの演奏家の活躍がアマチュアの音楽活動の質も引き上げ、福岡が音楽にあふれた明るく平和なまちへと成長していくものと考えております。
福岡音楽団体連絡会は、今後も引き続き、福岡のクラシック音楽文化の原動力として、その役割を積極的に担ってまいりたいと考えております。
是非とも3点の要望事項の実現に向けた取り組みを開始していただきますようお願い申しあげます。
福岡市長 吉田 宏 様
平成21年7月7日
福岡音楽団体連絡会 会長 香月ハルカ
質の高いクラシック専用ホールは、私たち音楽家、音楽愛好家達の長年の悲願です。
また、音楽練習場もパピオビールームの建設から20年近くが経過し、練習場不足は深刻な状況になってきています。
いずれの要望も、大きな費用がかかるだけになかなか難しいものですが、
実現目指して、根気よく要望を続けていきます。
と、まあ、要望は堅い内容ですが、
懇談は、実になごやかな場となりました。
毎年一回、このような形でお互いの意見を交換できる場を持つことは
理解が深まり、本当に意義深いことと思いいます。
福岡市の阿部市民局長との懇談風景
今年から市民局長になられた阿部さんに要望を聞いていただきました。
香月会長から阿部市民局長に要望書を提出
アクロス福岡の石川館長との懇談風景
音団連とは初めての懇談でしたが、私たちの活動状況を熱心に聞いていただきました。
このあと、福岡文化芸術振興財団の浜崎専務理事を訪問しました。
彼は、福岡市の文化部長も経験した人で、ざっくばらんな会話に花が咲きました。
音団連は、30年近く前に、音楽練習場の建設を目標として結成し、要望活動を展開。
10年の活動の末に、現在の福岡市音楽演劇練習場が完成しました。
おかげで、福岡の音楽活動は非常に活発になりました。
若い演奏家の方々、音楽愛好家の人たち、
ただただ出来てしまった練習場の恩恵にあずかるばかりでなく
是非、自分たちの次の世代のために汗をかいてください。
私が28歳の時のように、
頑張ってくれる若い世代の人が現れるのを心待ちにしていますよ。
福岡市の市民局長、アクロス福岡の館長、福岡文化芸術振興財団の専務理事を訪問し、
要望活動ならびに懇談のひとときを持たせていただきました。
いささか長文ですが、次が福岡市に提出した要望書の本文です。
「音楽文化の向上と演奏環境の充実に関する要望書」
福岡音楽団体連絡会では、1981年の結成以来、私たちのまち福岡における演奏活動および練習活動施設等の充実を切実に願いながら、加盟する26団体が協力し、8回の合同演奏会、毎年恒例となったミニ・コンサート、音楽ボランティア活動、要望活動など、福岡の音楽文化の向上を目指した活動を積極的に行ってまいりました。
この間、音楽練習場としては、多くの音楽団体の活動拠点となった「パピオビールーム」や「ゆめアール大橋」、また、演奏会場としては優れた音響を持つ「アクロス福岡シンフォニーホール」や「あいれふ室内楽ホール」などが次々に誕生し、福岡市の音楽文化を支える環境は少なからず向上してまいりました。
しかし、一方では長年親しんできた「メルパルクホール」が解体されるなど、じわりじわりと音楽環境の低下につながる状況が始まっていることを私たちは大変心配しております。
音楽は、人の心を豊かにし人の心をなぐさめます。音楽は、難しいことの多い現代社会にとってなくてはならない精神の活力剤です。
私たちは、クラシック音楽、ジャズ、ポップス、邦楽などのジャンルを問わず、誰もが気軽に音楽を楽しめるまちとして、私たちのまちが更に成長していくことを願ってやみません。
そこで、私たち福岡音楽団体連絡会は、クラシック音楽の活動がこれまで以上に活発になることを願い、次の事項をご要望申し上げます。
1.客席数800~1200席程度の中規模音楽専用ホールを、九州大学六本松地区跡地など交通利便性の高い場所に建設してください。
2.パピオビールームと同規模の第2の音楽練習場を、九州大学六本松地区跡地など、福岡市西部・西南部方面に建設してください。
3.九州交響楽団をはじめとした、プロの演奏家の活動環境が向上するよう、公的な支援策を充実してください。
私たちは、以上3点の要望事項が実現することによって、市民がより質の高い演奏に触れ合う機会に恵まれ、また、様々なジャンルの音楽活動が更に活発になるとともに、プロの演奏家の活躍がアマチュアの音楽活動の質も引き上げ、福岡が音楽にあふれた明るく平和なまちへと成長していくものと考えております。
福岡音楽団体連絡会は、今後も引き続き、福岡のクラシック音楽文化の原動力として、その役割を積極的に担ってまいりたいと考えております。
是非とも3点の要望事項の実現に向けた取り組みを開始していただきますようお願い申しあげます。
福岡市長 吉田 宏 様
平成21年7月7日
福岡音楽団体連絡会 会長 香月ハルカ
質の高いクラシック専用ホールは、私たち音楽家、音楽愛好家達の長年の悲願です。
また、音楽練習場もパピオビールームの建設から20年近くが経過し、練習場不足は深刻な状況になってきています。
いずれの要望も、大きな費用がかかるだけになかなか難しいものですが、
実現目指して、根気よく要望を続けていきます。
と、まあ、要望は堅い内容ですが、
懇談は、実になごやかな場となりました。
毎年一回、このような形でお互いの意見を交換できる場を持つことは
理解が深まり、本当に意義深いことと思いいます。
福岡市の阿部市民局長との懇談風景
今年から市民局長になられた阿部さんに要望を聞いていただきました。
香月会長から阿部市民局長に要望書を提出
アクロス福岡の石川館長との懇談風景
音団連とは初めての懇談でしたが、私たちの活動状況を熱心に聞いていただきました。
このあと、福岡文化芸術振興財団の浜崎専務理事を訪問しました。
彼は、福岡市の文化部長も経験した人で、ざっくばらんな会話に花が咲きました。
音団連は、30年近く前に、音楽練習場の建設を目標として結成し、要望活動を展開。
10年の活動の末に、現在の福岡市音楽演劇練習場が完成しました。
おかげで、福岡の音楽活動は非常に活発になりました。
若い演奏家の方々、音楽愛好家の人たち、
ただただ出来てしまった練習場の恩恵にあずかるばかりでなく
是非、自分たちの次の世代のために汗をかいてください。
私が28歳の時のように、
頑張ってくれる若い世代の人が現れるのを心待ちにしていますよ。
Posted by つぶやきホルン at 23:15│Comments(0)
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