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2008年09月02日

トロンボーン

トロンボーン

オーケストラの金管楽器セクションでは、テューバの次に低い音域を担当する楽器
フルオーケストラでは一般的には3本で演奏することが多い。

古い楽器なのですが、古典派の時代のオーケストラ曲ではあまり使われていません。モーツァルトでは皆無。ベートーヴェンの交響曲でトロンボーンが出てくるのは、第5番の「運命」、第6番の「田園」(ともに4楽章のみ)と、第9番の2,4楽章だけです。

ところが、ドボルザークやブラームスの以降の交響曲ではほとんど全ての曲に登場して、大変重要な役割を果たします。何よりもロマン派以降の壮大な雰囲気を要求する曲では、他の楽器ではなしえない迫力を曲にもたらします。またもう一つの魅力はコラール。ブラームスの交響曲第1番の第4楽章のコラールの神々しさ

他の楽器と全く違うのが、音程の変え方。スライドと呼ばれる管を上下させることで、管の長さを変えて音を変えるので、全く切れ目のない音程を創り出すことができるのです。

この切れ目のない音程の変化を最大限に発揮するのがジャズトロンボーンの世界
有名なディキシーランド・ジャズナンバーの「聖者の行進」なんかはトランペットとトロンボーンが大活躍する、まさにこってこて?のジャズトロンボーンですね。face03

NHK連続テレビ小説「瞳」のテーマ曲では、日本を代表するトロンボーン・プレイヤーの中川英二郎さんが、これぞジャズトロンボーンの響きという演奏を奏でています。face02

トロンボーン

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Posted by つぶやきホルン at 22:55│Comments(0)オーケストラの楽器
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